コスプレは芸術だ!
コスプレという単語が、以前ほどには世間からの誤解の対象とは一概には言えなくなってきたこの昨今。
コスプレ文化を楽しむ人々、つまりコスプレイヤーである彼・彼女らは、
無意識のうちに自らが日々の日常において芸術活動を行っていることに気づいていないし、
気づいてもあまり仕方ないことだということもこれまた無意識のうちに感じ取っている。
そんなことよりも大切なことは、
どのコスプレイベントに週末遊びにいくか。
どの友人と遊びにいくか。
どんな新しい友人と出会えるか。
どの作品、キャラの世界観になりきって近づくか。
どうやって衣装の準備をするか。
どんなコスプレ写真を撮るか。
どんな所へイベント後に寄り道をするか。
どんな日記をサイトにアップするか。
そうだ。それで正しい。
人類で最も古い壁画を描いた人も、多分そんな似たような理由で描いたのだと思う。
そうやって日々の営みの積み重ねこそが、脈々と流れる人の世の文化の大河うんぬんかんぬんなのだから。
ただそんなことが仮に学問的にカテゴリー化されたとしても喜ぶのはオタク評論家とかぐらいで、
わざわざコスプレイヤー個人が名乗りを上げてコスプレ文化がなんたるかを説いて世間に向けて発信するようなことは多分、ない。
そんな面倒なことよりも日々のコスプレ活動の方が忙しいのは当然のことなのでそれは仕方ないにせよ、ちょっともったいない気がしてならなかった。
コスプレとはこんなに優れた高度な複合芸術なのに。
100年経った後のどっかの偉い学者さんに論文発表の成果を譲る(?)としても、もう少しこのことを主張しても良いのではないかと。
このたび、ご縁があって芸術祭神戸ビエンナーレ2007の委員会からオファーがあったのを機に、
この「コスプレは芸術だ!」と、ちょっと小恥ずかしいことを声高らかに発表して、
いままでとは違う視点から注目される機会があってもいいんじゃないかなと考え、
今回のこのイベントの企画を思い立った次第です。
まあ、あまり難しく考える必要もないので、参加者全員が神戸メリケンパークでコスプレすることの喜びを純粋に分かち合えたら企画者として幸いです。
2007年09月21日